臆病（おくびょう）で弱虫（よわむし）な11歳（さい）のアパトサウルス。３兄姉（きょうだい）の末（すえ）っ子（こ）で、甘（あま）えん坊（ぼう）。家族（かぞく）の役（やく）に立（た）ちたいと一生懸命（いっしょうけんめい）仕事（しごと）を手伝（てつだ）っても、いつも自分（じぶん）だけうまくいかないことがコンプレックス。いつか一人前（いちにんまえ）の恐竜（きょうりゅう）になって、農作物（のうさくぶつ）のサイロに足跡（あしあと）の“しるし”をつけるのが夢（ゆめ）。

恐（こわ）いもの知（し）らずで勇敢（ゆうかん）な人間（にんげん）の少年（しょうねん）。体（からだ）は小（ちい）さいが、動（うご）きはすばしっこく、自分（じぶん）より大（おお）きな相手（あいて）にも果敢（かかん）に飛（と）びかかっていく。言葉（ことば）を話（はな）す文明（ぶんめい）を持（も）たないため、感情表現（かんじょうひょうげん）は表情（ひょうじょう）・しぐさ・叫（さけ）び声（ごえ）だけ。家族（かぞく）を亡（な）くし、ひとりぼっちで荒野（こうや）で生（い）きてきたため、サバイバル術（じゅつ）に長（た）けている。

アパトサウルス一家（いっか）の主人（しゅじん）で、子供（こども）たちに尊敬（そんけい）される頼（たの）もしい父親（ちちおや）。 山（やま）のふもとで農場（のうじょう）を営（いとな）み、家族（かぞく）のために懸命（けんめい）に働（はたら）いている。末（すえ）っ子（こ）のアーロに甘（あま）い。アーロがどんなに失敗（しっぱい）しても、優（やさ）しく見守（みまも）り続（つづ）けていたが、大切（たいせつ）なことを教（おし）えるためにアーロを山（やま）へ連（つ）れ出（だ）した帰（かえ）り道（みち）、突然（とつぜん）の嵐（あらし）に見舞（みま）われ、命（いのち）を落（お）とす。

アパトサウルス一家（いっか）の優（やさ）しい母親（ははおや）。愛情（あいじょう）にあふれ、かしこくて頭（あたま）の回転（かいてん）が速（はや）い。家族（かぞく）を心（こころ）から愛（あい）し、パパ亡（な）き後（あと）は女手（おんなで）一（ひと）つで子供（こども）を育（そだ）てる。何（なに）をやっても上手（うま）くできないアーロも、いつかきっとできるようになると信（しん）じるママの愛（あい）が、アーロの成長（せいちょう）を支（ささ）えている。

アーロの姉（あね）。３兄姉（きょうだい）のなかで、まっ先（さき）に卵（たまご）から飛（と）び出（だ）した活発（かっぱつ）な女（おんな）の子（こ）。いたずら好（ず）きで、ちょっぴりワガママ。アーロと違（ちが）って、与（あた）えられた仕事（しごと）を要領（ようりょう）よくこなす優等生（ゆうとうせい）。いつも弟（おとうと）たちをからかっている。

アーロの兄（あに）。リビーに続（つづ）いて、卵（たまご）から誕生（たんじょう）。体（からだ）はずっと大（おお）きく、力仕事（ちからしごと）で家族（かぞく）の役（やく）に立（た）っている。やんちゃな性格（せいかく）で、やや乱暴（らんぼう）なところがある。恐（こわ）がりのアーロにいたずらを仕掛（しか）けて、からかうのが好（す）き。

Tレックス一家（いっか）の家長（かちょう）で、ナッシュとラムジーの父親（ちちおや）。牛（うし）の群（む）れを追（お）って移動（いどう）する、恐竜版（きょうりゅうばん）カウボーイ。見（み）た目（め）はゴツく、顔（かお）には大（おお）きな傷跡（きずあと）がある。タフでおっかなくて、恐怖感（きょうふかん）とは無縁（むえん）に見（み）えるが、怖（こわ）さを受（う）け入（い）れ乗（の）り越（こ）えていくことの大切（たいせつ）さをアーロに教（おし）えてくれる。

アーロとスポットのピンチを救（すく）ってくれた、Ｔレックス一家（いっか）の弟（おとうと）。好奇心旺盛（こうきしんおうせい）で、アーロとスポットを気（き）に入（い）る。大切（たいせつ）な家畜（かちく）の群（む）れを迷子（まいご）にさせてしまうなど、少（すこ）し抜（ぬ）けているところがある。自分（じぶん）より大（おお）きなステゴサウルスと戦（たたか）って受（う）けた傷跡（きずあと）が自慢（じまん）。

ナッシュの姉（あね）。明（あか）るくておしゃべりだが、度胸（どきょう）が座（すわ）ったしっかり者（もの）。迷子（まいご）のアーロとスポットを可愛（かわい）がる優（やさ）しい一面（いちめん）も。父（ちち）のブッチを尊敬（そんけい）し、岩（いわ）に挟（はさ）まった尻尾（しっぽ）を自（みずか）ら噛（か）み千切（ちぎ）った武勇伝（ぶゆうでん）をもつ。