100エーカーの森（もり）に住（す）む、のんびりやのくまのぬいぐるみ。サンダースと書（か）かれた表札（ひょうさつ）が目（め）じるしの、窓（まど）も屋根（やね）もある大（おお）きな木（き）の家（いえ）で暮（く）らしています。とても食（く）いしんぼうで、はちみつが大好（だいす）き。デビュー作（さく）の『プーさんとはちみつ』（1966）では、ウサギのラビットの家（いえ）のはちみつを、全部（ぜんぶ）たいらげてしまうほどです。プーは仲間（なかま）を大切（たいせつ）にする、とてもやさしくて友（とも）だち思（おも）いのくまさんです。

ピンクの耳（みみ）がかわいい小（ちい）さなブタのぬいぐるみで、プーさんの親友（しんゆう）。プーさんたちといっしょに、100エーカーの森（もり）に住（す）んでいます。少（すこ）し気（き）が弱（よわ）いのですが、おだやかで誠実（せいじつ）な性格（せいかく）が森（もり）の仲間（なかま）たちの信頼（しんらい）を得（え）ています。『プーさんと大（おお）あらし』（1968）では、おじいさんの代（だい）から住（す）んでいる古（ふる）い家（いえ）をフクロウのオウルにゆずってあげるというやさしいエピソードが紹介（しょうかい）されています。

プーさんやピグレットたちと100エーカーの森（もり）に住（す）んでいる、元気（げんき）なトラのぬいぐるみ。『プーさんと大（おお）あらし』（1968）でデビューしました。お調子（ちょうしもの）で暴（あば）れん坊（ぼう）のティガーは、ぴょんぴょん飛（と）びはねたり、人（ひと）の上（うえ）に飛（と）び乗（の）ったりするくせがあり、仲間（なかま）にめいわくをかけることも。自信家（じしんか）でいつも明（あか）るいティガ－ですが、高（たか）いところが苦手（にがて）だったり、寂（さび）しがりやという意外（いがい）な一面（いちめん）も。

プーさんたちといっしょに100エーカーの森（もり）に住（す）んでいる、ロバのぬいぐるみ。ちょっとのろまでお人（ひと）よしなイーヨーは、なんでも悪（わる）い方（ほう）へと考（かんが）える悲観的（ひかんてき）なところがあります。でも本当（ほんとう）は友（とも）だち思（おも）いのさびしがりや。いつもうなだれて、「私（わたし）はどうせ、こんな性格（せいかく）なんです。」と言（い）うのが口癖（くちぐせ）です。また、すぐにしっぽが取（と）れてしまうのが悩（なや）みのタネです。

プーさんシリーズに登場（とうじょう）する少年（しょうねん）。プーさんシリーズをささえ続（つづ）けるもう一人（ひとり）の主人公（しゅじんこう）であり、原作者（げんさくしゃ）のA.A.ミルンの息子（むすこ）がモデルとなって生（う）まれたキャラクターです。クリストファー・ロビンは、賢（かしこ）くて思（おも）いやりがあり、みんなのリーダー的（てき）な存在（そんざい）。いちばん仲良（なかよ）しのプーさんをはじめ、いろいろな問題（もんだい）を起（お）こす森（もり）の仲間（なかま）たちの面倒（めんどう）を見（み）ています。

プーさんやクリストファー・ロビンたちと100エーカーの森（もり）に住（す）んでいる、カンガルーの親子（おやこ）のぬいぐるみ。やさしいお母（かあ）さんのカンガは、仲間（なかま）たちのだれよりも速（はや）く走（はし）ることができます。カンガのお腹（なか）のふくろに入（はい）っているのが、やんちゃな息子（むすこ）のルー。ルーはティガーとなかよしで、彼（かれ）のようにピョンピョン飛（と）びはねるのが大好（だいす）きです。

プーさんたちといっしょに100エーカーの森（もり）に住（す）んでいるウサギ。ちょっとがんこで怒（おこ）りっぽい性格（せいかく）ですが、プーさんシリーズの作品（さくひん）すべてに登場（とうじょう）する楽（たの）しい仲間（なかま）です。ラビットはとても働（はたら）きもので、自分（じぶん）の持（も）っているニンジン畑（ばたけ）を、いっしょうけんめい手入（てい）れしています。『プーさんとはちみつ』（1966）では、プーさんにはちみつをねだられて断（ことわ）れなかったように、気（き）の弱（よわ）いところもあります。

プーさんたちといっしょに100エーカーの森（もり）に住（す）んでいる、年（とし）をとったフクロウ。物知（ものし）りで、訪（たず）ねてきた仲間（なかま）たちにいつもいろいろな話（はなし）を聞（き）かせるのですが、とても長（なが）くなることがよくあります。また、森（もり）の長老（ちょうろう）のような存在（そんざい）なのでよく相談（そうだん）を受（う）けていますが、答（こた）えはたいていまとはずれのようです。